『エセー』第4巻、感想文

2023年10月4日 / その他

下のモンテーニュの文章が面白い。

「私自身は動かない。こんなにもたくさんの家々が武装された中にあって、私の身分の者で、自分の家の守りをすっかり天に任せたのは、私の知る限り、フランスでは私だけだ。私は1本の銀の匙も、1枚の証書も持ち出さなかった。私は恐れようとも、生半可に助かろうとも思わない。」 なるほど、もうジタバタしない境地である。 セキュリティにうるさい昨今、所詮なにも持ち合わせていなし、何か重要な地位を占めている訳でもない。自分が居ようが居まいが、だれも困らない。どうでもいいや!というニュアンスか。そう考えると、心が安まるし、穏やかに過ごせるような気がする。 今日も1日中、文字校正に明け暮れた。文字を見続けたにもかかわらず、また感想文なんぞ書き始めた。しかし、自分の言葉を表現することは簡単なことじゃないな。 朝は『ショックドクトリン』ナオミクライン著を読んでいる。エセーとは正反対の本だ。 どうやらアルゼンチンは、拷問などがあって、危険な国だったようだ。そんな遠くの国には行ったことがない。