会社史という仕事
2025年7月10日 / その他
第二時世界大戦が終戦したのが、1945(昭和20)年である。
今年2025年、つまり戦後80周年ということになる。
焼け野原になった日本は、その中でも逞しい人々がいた。
焼けて壊れてしまった機械をかき集めて、修理して、販売したのである。
そこには、どん底においても生き抜こうとする姿があった。
僕は、とある切っ掛けで、岐阜県美濃市にある桜井製作所という会社が実際にそれをやっていたことを社史で知った。
「印刷機」である。
桜井製作所が、その仕事を始めた初期の頃に、修理した印刷機を購入したのが、岐阜県郡上市にある美濃紙業所という会社だった。当時の社長は川井武司氏である。
桜井製作所は、印刷機械製造。
美濃紙業所は、ガリ版原紙製造をやっていたために、その原紙にマス目を印刷する必要があった。
お互いは協力関係にあり、それぞれの事業は拡張していった。