T先生の仕事とショック・ドクトリン

2023年10月10日 / その他

今は、T先生の新刊本の制作に従事している。著作のなかに「ナオミ・クライン著/ショック・ドクトリン」という本が紹介されていたことを記憶の片隅に留めていた。僕にとって、岐阜のマーサ内にある丸善に行って、本を巡るのが仕入れの作業なのだ。あるとき、よく目立つ書棚にこの「ショック・ドクトリン」が平積みになっていたのだ。T先生の紹介される本は、難解なものが多いのだが、丸善で平積みになっていたので、ぼくの意識化で連結したのだった。高価な書籍なので、購入しようかどうか迷ったが、思い切って買ってみた。カナダの若き女性ジャーナリストだ。世界のトップの動きが手に取るように記載されていた。ミルトン・フリードマンからなるシカゴ経済学派。これが、世界を動かしたと知った。本当なのだろうか?ロシアのエリツィンは、このアメリカの経済学者たちを側近に置き、ロシア経済を立て直そうとした。しかし、実際のアメリカは、何も支援をしなかったらしい。ロシアはやはり知識的にもアメリカには劣っており、アメリカは経済も知恵も世界をリードしているようだ。アジア諸国やアフリカもアメリカの頭脳と経済力が幅をきかせている。これは世界にとって良いことなのだろうか?悪い事なのだろうか? 白黒とした極端な評価ではなく、その地域における役割りがあるのだろうか。日本はとても小さい。おそらく世界に何の影響力も持たないだろうが、そんな世の中で自分自身はどう生きていくか、を考えて行動したいと思う。